2010/03/09 (Tue) 13:50
くるくると舞う。
くるくる、くるくる、くるくる。
そんなに回ってしまえば目が回ってしまうのではないだろうかと風の不安も気もせずに少女は舞う。
何が楽しいのか分からないけれど、少女は楽しげに舞う。
風は少女に尋ねた。
「君は何がそんなにも楽しいんだい?」
少女はぴたりと舞うのをやめ、風の問いに満面の笑みで答えた。
「何が楽しいっておかしな質問ね。毎日が楽しいし、生きていることが楽しんだよ」
そのあまりに純粋無垢で綺麗過ぎる言葉に思わず風を耳を疑ってしまった。
「辛いこと、悲しいこと、勿論それはあるけれど、それでも生きることは楽しい」
うんうんと自分で言った言葉に小さく頷き、少女はまたくるくると舞いをはじめた。
風は、その眩しすぎる少女の舞いをいつまでもいつまでも見ているのでした。
時折聞こえる少女の歌は、あまりに優しくて、綺麗で、脆い。
少女は歌う。
群青色に染まった空へ。
それが、少女に課せられた罪なのだから。
くるくる、くるくる、くるくる。
そんなに回ってしまえば目が回ってしまうのではないだろうかと風の不安も気もせずに少女は舞う。
何が楽しいのか分からないけれど、少女は楽しげに舞う。
風は少女に尋ねた。
「君は何がそんなにも楽しいんだい?」
少女はぴたりと舞うのをやめ、風の問いに満面の笑みで答えた。
「何が楽しいっておかしな質問ね。毎日が楽しいし、生きていることが楽しんだよ」
そのあまりに純粋無垢で綺麗過ぎる言葉に思わず風を耳を疑ってしまった。
「辛いこと、悲しいこと、勿論それはあるけれど、それでも生きることは楽しい」
うんうんと自分で言った言葉に小さく頷き、少女はまたくるくると舞いをはじめた。
風は、その眩しすぎる少女の舞いをいつまでもいつまでも見ているのでした。
時折聞こえる少女の歌は、あまりに優しくて、綺麗で、脆い。
少女は歌う。
群青色に染まった空へ。
それが、少女に課せられた罪なのだから。
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